複雑な人間模様・さまざまな迷いや悩みを解き明かす

「心裏命学」ちょっとまった!シリーズ


結婚に続き『子供の誕生』を心裏命学で
解き明かしていきます。

推命学の原点から (夫婦と親子)
子供の誕生は夫婦円満?
環境変化と親の自覚
推命論からの解釈
男の自覚:夫から父親へ
女の自覚:妻から母親へ
子はかすがい?


推命学の原点から (夫婦と親子



人間は全てが個人であり、夫婦といえども所詮は他人同士。

しかし、子供は肉体として別であっても
父母のDNAが融合された魂の結晶で
まぎれもなく、お互いの子孫です。

従って、夫婦の縁は切れても
親子の縁は生涯切る事は出来ません。


子供の誕生は夫婦円満?



夫婦間に子供が誕生するという事は
互いの愛の結晶が、新たな命として
この世に授かった最も喜ばしい姿です。

その昔から「子はかすがい」と言われます。

本来、夫婦の絆が寄り強固に結びつく事を意味しますが
果たしてそうなのでしょうか?


環境変化と親の自覚



子供が誕生する事でこれまでの夫婦二人とは別に
親子という形が加わります。
単に家族が増えるというだけではなく
そこには様々な生活環境に大きな変化をもたらします。

夫婦から親に転じる事で、
夫は父親として、妻は母親として
それぞれに大きな役割を担います。

双方が親という立場を自覚しなければなりません。


推命論からの解釈



推命学では子供の星とは
男は「わが身を責める星」で、
女は「我が身の洩気、衰弱させる星」と捉えます。

男から見れば、子供の星と仕事の星は同じ扱いで
両方とも「責任の星」と解釈します。
仕事をこなすにも必ず責任がついて回り、また
子供ができる事で当然大きな責任を負う事になるからです。

従って、子供の数が増えれば増えた分だけ
男の責任は重くなり、結果的に我が身が責められます。

女から見ても、やはり子供を産むという事は
自らの血肉を分け与える事で
我が身を洩らし衰弱します。
産み終えてもその後、自分を犠牲にして
子育てに精を出さなければいけません。
また、母として妻としての二役までこなす事から
やはり体力の消耗がきつくなります。


男の自覚:夫から父親へ



推命論で子供ができると男は「責任が増す」という事は
当然子供を養育する立場から
経済的負担が増え益々頑張らなければならない状況に
身を置くことになります。

例えば、夫婦共稼ぎであれば当然
妻は子育てのために職を離れ収入も無くなります
従って、男として妻の分プラス子供の分まで
稼がなければならない責任が生じます。

経済的にゆとりがあっても
妻は母親の立場となり何より優先して子育てに励む事から
今まで通り自分は妻を独占できなくなります。
また、妻からもこれまでとは違う扱いを受けます。

そこで男は夫から父親へ立場が移ったことを強く自覚し
又、自分に対する妻の愛情度合いに
不満を感じてはなりません。


女の自覚:妻から母親へ



推命論では女性に子供ができるとその子供の星は
「自らの体力消耗・衰弱の星」と
一方、「夫を痛める星」とも言います。

先の通り、男に責任負担(父親として)が大きくなることから
そのように言うのですが
女も又、妻から母親になります。
(女は自覚せずとも必然的に母となります)

分娩にはおおよそ男では想像を絶する苦痛が伴い、
女だからこそ耐える力があると言われています。
古人曰く「女は弱し、されど母は強し」の言葉通り
このような難業を克服する事から
一気に妻(女)から母親に転じるのでしょう。

しかし、その事が往々にして勘違いにもなりやすく
母となり子供を我が身の分身と捉え
子供にだけ過剰な愛情を注ぐと
ついつい妻を忘れることから、夫を軽んじる傾向となり
「夫を痛める星」にもなります。

母であると共に妻である事も自覚しなければなりません。


子はかすがい?



夫婦双方がこの事を自覚しなければ却って
喜ぶべき子供の誕生が夫婦間に怪しい雲行きを漂わせます。

「子はかすがい」ではなく「子をかすがい」にする互いの努力が必要でしょう。






夫婦のあり方によって特に、昨今では子が「かすがい」にならぬことも多いものです。
父として、母としての自覚の欠如も多々見うけられます。

当館では子供が授かるまでと、授かった後の夫婦のあり方について
夫の立場、妻の立場、又
親として将来の子育てについての
お互いの思いや考え方を
心裏命学からアドバイスしております。

ご参考までに気が向かれましたら、お立ち寄りくださいませ。











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