複雑な人間模様・さまざまな迷いや悩みを解き明かす

「心裏命学」ちょっとまった!シリーズ


親となり、誕生した子供をどう育てていくか・・

今回は心裏命学による『子育て論』です。

親の心得
親子の立場
誕生の環境
親の役割
親心と子供の迷惑
学力と能力
教育と愛情
子育てへの助言


親の心得


普通の夫婦であれば、子供を授かる時には
何よりも先ず、母子共に健康を願い
ひたすら無事出産を祈るものです。

そして、誕生した子供が
心身ともに健全に成長することを願い、
親としての愛情を注ぎます。

しかし、人間という生き物は、次から次へと欲望も膨らむものです。
子育てにおいても、時としてその強欲から
誤った子育てにつながらないとも限りません。

親として『初心忘れず』の気持ちを肝に銘じなければなりません。


親子の立場



とかく親が勘違いする所に
子供は『我が身の分身』と言う捉え方があります。

特に、母親に多い傾向で、
自らの肉体より生じたことから、過度に意識するのでしょう。

確かに両親のDNAを引き継いだ分身的な要素はあります。
でも、クローンのように全く同一でもなく、
基本的には似ていても
子供は個別の肉体と魂(人格や資質)を有するものです。


誕生の環境



子供の誕生した時点で既に親とは別人です。
固有の先天運気を備え、
親とは異なった人生を歩み始めます。

親子の出生環境(時代)はそれぞれに異なります。
自分の育った環境(時代)と我が子を育てる環境の違いを
親として、先ず認識しなければなりません。


親の役割



子供自らの意志が働かない(親の保護を必要とする期間)状況では
大半、親の言いなりにもなりますが、
物心のつく頃(自我の芽生える頃)には必ず
子供自身の考えと判断で行動するようになります。

(ご自分の子供時代を振り返ってみてください。)

親の役割とは
子供の人格が形成される過程で良き手本となり、
人間として正しく成長することを『見守り、導く事』です。

決して、親のエゴや思いを押し付けるものではありません。
親として『見守る』という事と『押し付ける』という事では
子供の将来、成長に対し、全く違った結果を招きます。
過剰な愛情の裏返しには全て
『親の見栄』が存在します。


親心と子供の迷惑



親であるからこそ、子供の将来を按じ、幸せを願うものです。

単に子供の幸せだけを願うのであれば、
もっと自由に大所、高所から子供の未来を見守ってやればよいものを、
ついつい、余計な心配や期待も掛けてしまうもの。
それもまた、親心なのでしょうか?

例えば親の勘違いとして
「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」
と、いうような言葉もあります。

早く「ただの人」と判ってもらえれば良いのですが、
その課程で親の勝手な思い込みやら、
いらぬ期待を掛けられて、その重圧に耐え切れず
後の人生を狂わせる事態を招いたりします。
結局余計な親心が仇となり、
子供に大きな犠牲を強いることにもなりかねません。

ある教育者の話ですが、
小学生の親を集めてアンケートを取った時、
大半の父母は子供の進路は
できれば一流の国・公立大学へ行かせたいと言いました。

次に中学の時、同じ父母にその後の進路を問うと、
今度はせめて有名私大に行かせたいと回答しました。

最後に高校になった時に大学進路を訊ねたら
何処でもいいから、行ければよい
と言う回答に変わったといいます。

ここに来てようやく身の程を知ったという事でしょうか。
確かにいつの世にも高学歴は望まれるものです。
大半はそのような親の勘違いや期待のもとに育てられ
あきらかにその迷惑をこうむっているのが、子供たちです。


学力と能力



推命論的に云えば、子供には生まれながらにして既に
定められた知力格差は生じているもので、
学力(知力)と能力は全く違うものです。

学力があり、高学歴で社会に出ても
社会性に適合せず、はじき出される人もあれば、
却ってその高学歴が邪魔になることも多々あるものです。


教育と愛情



本来人間は「自我」がある以上、
その行動も自主性を持つものです。

従って大半は自分の好きな事や興味のある事には
寝食も忘れて没頭します。
押し付けられたり、嫌々する事には
決して本気で努力したり集中したりはしませんし、
また出来ないものです。

先ず、何においても
自主性、自己意欲がなければ伸展する事は不可能でしょう。

教育とは単に学力だけを求めるのではありません。
子供本来の資質である才能を導き出し、
自主性、自己意欲を高めさせていく事が
本当の意味での教育と言えるでしょう。

子供にとっても人生の貴重な時間を
無駄に過ごさせる事より、自ら進んで努力のできる何かを
共に捜し求める手伝いをしてやる事が真の愛情ではないでしょうか?


子育てへの助言



子供を育てる事は、両親の責務であり、共同作業です。
しかし、お互いの立場の違いから
必ずや夫婦の意見が合致するとは限りませんし、
誤れば子供が犠牲になります。

当館では子育てに対する親の在り方や
子供が持つ本質・資質を心裏命学から、アドバイスしております。

興味を持たれましたら、是非、ご利用くださいませ。












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