複雑な人間模様・さまざまな迷いや悩みを解き明かす | ||||||||||||
「心裏命学」ちょっとまった!シリーズ |
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第1弾は『離婚と結婚』という相反するテーマを取り上げました。 今、直面する離婚・結婚について、また、 既婚夫婦間の将来不安に悩んでおられる方には必見! 是非参考にして下さい。
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ちょっとまった〜〜その離婚! |
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近年、離婚件数は増加の一途をたどり、平成14年度は、 29万組を超え、1分48秒に1組が離婚。 実にカップルの3組に1組以上が離婚している。(厚生労働省調査) 最近では離婚カウンセラーなる専門家もいて、 その養成学校まで開かれている時代です。 確かに、離婚問題という現実を考えれば相当なエネルギーの消耗があります。 精神的苦痛や不安等、個人で背負うより 専門家の適切なアドバイスや励ましを受ける方が よほど気持ちの支えになると理解できます。 しかし、祝福され、喜びを持って結ばれたにも関わらず なぜ、離婚しなければならないのか? また、離婚に至る原因とは何か? を冷静に考えた上での決断なのでしょうか? |
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離婚の根底にあるものは・・・ (心裏命学の見解) |
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今回、離婚というテーマを心裏命学から分析してみます。 まず人間とは自己中心的に誰よりも自分が正しいと考え行動する生き物です。 また、そうでなければ、人間としては生きていけません。 このことを前提にすると、夫婦であってもそれぞれ生まれ育った環境 性格、価値観の相違は必ずあります。 所詮「赤の他人同士」が紙切れ1枚(婚姻届)で結ばれた、 実に希薄で不安定な関係といえます。 しかし、夫婦には「信頼」という愛情による「絆」が芽生え 夫婦一体の姿にもなれるものです。 |
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愛情と信頼 |
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人間特有の「気」や「情」、 互いに「認め合う、いたわる、慈しむ」三つの心(精神)が備わって初めて 芽生えた絆が「愛情」であり、「信頼」という形に育ちます。 その「信頼」を守り続けるにはお互いの意識と努力が絶えず必要です。 経過する歳月と共にマンネリ化、気の緩み、努力の怠り、 そのうえ人間本来の「自我」から 相手にだけその意識と努力を求めれば いつの日にか夫婦間に大きな亀裂も入ります。 離婚となる原因を考えれば必ず、 先の「三つの心」において何れか不足するものが生じています。 それが夫側、あるいは妻側、それとも両者にあるのか? 原因となる本質を見極めなければなりません。 |
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すでに離婚を決意されている方へ |
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その決意を揺るがすものではありませんが 一時の感情の昂ぶりや一方的な衝動的行動から始まっている場合もあります。 その選択において自らの将来や身辺に起こりうる状況。 それをいかに克服、対処するか相当な「覚悟」と「心構え」を持って 決意されたものかどうか。 特にお子様のいらっしゃるご夫婦では、子供の親権はもとより、 将来への様々な影響も考えられます。 自分達だけの「エゴ」になっていないかを今一度、 冷静に振り返って考えられることも必要なのではないでしょうか。 |
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離婚選択に迷っておられる方へ |
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果たして今、離婚を決意すべきか? それとも思い止まるべきか? まず、離婚を考える要因や原因を正しく把握することが大切です。 一過性の問題か あるいは今後とも継続する問題かを 客観的に分析することが必要です。 自らも正直な心の内を明かし、 冷静な第三者の意見も十分考慮され判断されることをお薦めします。 |
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夫婦の将来に不安を感じている方へ |
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「夫婦は所詮他人」ということを肝に銘じてください。 互いにわかっているつもりでも意外に正しく理解していない事もあります。 特に、熟年夫婦では長年連れ添っていることが却って災いし 身勝手な思い込みや推量から思わぬ誤解を招きがちです。 会話の少なくなった夫婦には最も起こりやすい問題として 改めてお互いの立場や状況を振り返り、 早め早めに話し合う事がもっとも大切な事です。 如何に気心が知れた相手でも 言葉に現さなければ何も伝わらないものです。 |